代々木上原に「sio」というレストランがある。
「sio」を知ったのは、タオルメーカー(池内タオル)のメルマガを読んだときだ。
レストランで提供するおしぼりに徹底的にこだわっているレストラン。
自分が愛用している池内タオルをおしぼりに使うレストラン。
池内タオルをセレクトし、更に洗い方から池内タオルに確認して、最高のおしぼりを提供しようとする姿勢に驚いた。
ぜひ訪問したいと思っていたら、東京出張の際に運良く予約を取ることができた。
JR代々木上原駅からほど近い場所に位置するお店。
外観はシンプルで、思わず通り過ぎてしまう佇まいだ。
席に座ると右手には「おしぼり」が。
嫌な匂いもせずにしっとりしているおしぼり。確かに理想的な状態だ。
いつもより多い回数おしぼりを手にとってしまう。気持ちいいのだ。
コースメニュー。
アラカルトはやっておらず、コースのみ。
アルコールペアリングとノンアルコールペアリングを提供しているので、
アルコールペアリングを注文した。
カトラリーはテーブルに引き出しがついており、そこから追加で出すことができる。
まずはシャンパーニュからスタート。
最初の料理は「蒲鉾」
小田原 鈴木さんの蒲鉾を茶碗蒸しで味わう。
茶碗蒸し自体の味は濃くなく、あくまで蒲鉾が主役の料理。
蒲鉾がうまい!
2皿目は、「馬」
見た目はどこが馬肉なのかわかりにくいが、ビジュアルが素晴らしい!
ラ・フランス、ピーツのパウダーを使用し、ベースのクリスピーさと馬肉のネットリ感が面白い。
料理雑誌の表紙にもなっている一品だ。
次のペアリングはボジョレー。
3皿目は、「鯖」。
鯖の干物に、ごぼうチップス、栗の泡をトッピング。
周囲にコーヒーパウダーを散りばめている。
一皿で、様々な味わい、テキスチャーを楽しめる。
次のペアリングはギリシアの白ワイン。
4皿目は「粉」
シチリア産のショートパスタ。
アラビアータ。
ソース少なめでパスタの甘みを感じてもらう狙いとのこと。
柔らかな味わいの白ワインとの相性はピッタリ。
次のペアリングは、赤ワイン
5皿目は「鴨」
北海道のバルバリー鴨にいちじくソース
しっとりとして、濃厚な味わいは素晴らしかった。
追加でチーズの盛り合わせをいただいた。
6皿目はチーズのアイス
イタリアのデザートワインをかけていただく。
アイスとデザートワインの相性ばっちり。
会計後、シェフの鳥羽周作さんと少し、話ができた。
鴨の火入れがすごいと話したら、火入れではなく切り方が違うとのこと。
確かに通常みかける鴨のスライス方法とは違った。
2皿目の馬、3皿目の鯖のように複雑な構成の皿が得意と思ったら、
夜のコースはシンプルな料理も結構あるとのこと。
鳥羽さんは、サッカー選手→小学校教員→料理人と異色の経歴を持つ料理人だ。
そして、様々な業界のクリエイターとコラボしたり、料理業界の長時間労働、薄給というシステムを破壊するような方法を考えたりと、料理だけでなく、料理の周りでもとてもクリエイティブで、これからどのように進化していくのかとても楽しみになるお店だ。
ぜひ夜も訪問したい。
お店情報
店名 sio(シオ)
住所 東京都 渋谷区上原1-35-3
TEL 03-6804-7607
予約制 ネットで予約可能
営業日 水曜定休 + 不定休(ランチは土日祝のみ)
ランチコース 6皿 5800円
ディナーコース 10皿 10000円
池内タオル
sioで使用しているタオル:オーガニック316