
界ポロトには、大浴場が2ヶ所ある。宿泊者専用の△湯と日帰り入浴可能な○湯。とんがり湯小屋というのは、△湯のことをさします。
白老は数少ないモール温泉が湧出する地域です。界ポロトの温泉のモール温泉です。モールとはドイツ語で泥炭(Moor)を意味します。十勝川温泉でモール温泉と名付けれられました。以前は日本では十勝にしかないと思われていましたが、その後各地でモール温泉が見つけられました。道内でも札幌、釧路湿原周辺、白老などにもあり、道外でも結構見つかっています。白老で宿泊できるモール温泉では、全6室のピリカレラホテルがあります。こちらは、源泉かけ流しのモール温泉です。

ライブラリーから宿泊用のエレベーターがある方に向かうと左側に△湯へのドアがあります。

ドアを抜けるととんがり湯小屋が見えます。屋外を移動しなければならないので、吹雪や土砂降りのときはつらいです。一応傘はおいてありますけどね。

入り口も三角形です。中の照明も三角形ですね。

中には三角の照明が点在していることがわかります。

ドリンクとアイスのサービスがあります。

湯上がり処の窓も三角です。ベンチがひとつあります。

凍結したポロト湖が見えます。ワカサギ釣り客のカラフルなテントが見えますね。




ひたすら三角構造で魅せます。


アイヌ文化の建築特徴「ケトゥンニ」を基本構造として設計されており、とことん三角にこだわる湯小屋ですね。
白老町のHPには、
町は、平成30年6月に、星野リゾートと「パートナーシップ協定書」を締結しました。町やウポポイの関連団体と連携をとりながら、アイヌ文化を尊重し、アイヌ文化や異なる民族との共生を体験できるよう協働して取り組むことを定めています
と記載がありますね。

洗い場と浴槽のある場所はドアで区切られています。

浴槽は熱湯とぬる湯があり、ぬる湯から屋外へ移動できます。

露天風呂につかりながら、空を見上げるととんがり湯小屋が見え、気持ちの良い空が広がっています。

ポロト湖の向こうにウポポイも見えます。

露天風呂は吹雪くともろに雪を浴びますが、晴れるとものすごく気持ちが良いです。氷結した湖面がきれいです。次回は氷結していないときにリピートしようと思います。

○湯は建物内から行けます。

なかにはタオルがないので、入り口でタオルなどを持ち込みます。

対面に日帰り用のゲートがあります。○湯には部屋の鍵を持参しないと戻れなくなっています。○湯内の写真は先客がいたので、撮っていません。公式のサイトを参照してくださいね。
- 日帰り入浴
- 利用時間:8〜11時、13〜22時
- 利用料金(一般)中学生以上1500円、小学生700円
- 白老町民:中学生以上400円、小学生200円
- タオル:バスタオルなし、フェイスタオルは有料であり
こじんまりした施設ですが、一般の利用料金は高いかな。町民は安いけど。

温泉分析をみると加水、循環などをしており、残念な仕様になっています。正しい温泉というより、雰囲気で楽しむ温泉でしょうか。ピリカレラホテルは正しい温泉と言えるけど、子供が中学生にならないと行けないからね。ピリカレラホテルは景色は全く期待できないので、景色をとるなら、界ポロトかな。露天風呂の開放感は半端ないので!
